警察。
空は黒に染まっていく。
郡山市中心部を自転車で走る。
今夜はどうすればいいのか。
途方に暮れ、自転車をこいでいた。
すると、大きな公園にたどり着いた。
そこには、新しくて立派な東屋があった。
私はここで一夜を明かそうと決めた。
そのときには、夜中に盗難や暴行の被害に遭う事なんて、全く頭になかった。
実はこの公園での出来事が今回の家出の大きな節目となった。
携帯電話の電源を入れる。
新しく留守電が一件入っていた。
それは予想していない相手からの電話だった。
「こちらは仙台北警察署の●●です。しゅーへー君の携帯電話でしょうか?もし、このメッセージを聞いたなら、生活安全課の●●か、両親の元へ連絡をください」
ついに、このときがやってきた。
予想はしていた。だが、書き置きにはこう書いていた。
『警察には連絡しないでください。余計面倒なことになるので』
書いたから?ただそれだけの話です。
ただ、これはある意味で怖がっていた自分の幼さだったのかもしれない。
警察相手には、自分ではどうしようもない。
(そこが私のずるくて子供っぽいところなのだ)
目の前が真っ暗になった。
警察が介入した。
捜索願も出されている。
もう、本当に後戻りができないところまで来てしまった。
不安が恐怖に変わった。
捕まるのか?いや、未成年だから補導ではないか。
いや、そもそもそんな問題ではない。
私がこんな遠くまで来ていることは親も警察も分からない。
怖い。
こんなに自分が無様であることに、もう恥などなかった。
ここまで来てようやく、『死』という人文字が頭をよぎった。
(今考えれば、あのようなことで死ぬわけはないのだが)
私は、ある人に電話を掛けていた。
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晴れ。
最近、ようやく身の回りが落ち着いてきました。
気持ちもだいぶ落ち着いてきました。
そういう意味では、ようやく一区切りがつきました。
本当に、皆さんにご迷惑と心配をおかけしました。
申し訳ありませんでした。
しゅーへーは、今日から一週間、再び学校で頑張りたいと思います。
気持ちもだいぶ落ち着いてきました。
そういう意味では、ようやく一区切りがつきました。
本当に、皆さんにご迷惑と心配をおかけしました。
申し訳ありませんでした。
しゅーへーは、今日から一週間、再び学校で頑張りたいと思います。