表面だけの仮面。
学校が嫌いだった。
表面上の付き合いがあったのは前から知っていた。
人間って汚い、と思い始めた。それが中学校に入学した頃。
薄々感じていた。無くならないことだとは。
自分一人が動いても、何も変わらない。
そこから私は自分の存在についても悩み始めた。
自分は何をしても誰も動いてくれないのではないか?
果たして自分は存在する意味はあるのだろうか?
誰に希望された?誰に必要とされた?
誰に好かれた?誰に信用された?
誰が、私を、存在させた?
訳が分からなかった。
そのわけの分からなさが募ったのは中学二年生。
クラスの中ではますます表面上の付き合いが増えていった。
裏では相手を悪く言う人ばかり。
誰を信頼すれば良いのか分からなかった。
自分の立っている場所が、なくなっていく感覚がした。
「お前、どうして家出なんかしたんだ?」
取調室で、ベテランの風貌をした年配の警察関係者に、
私は色々と質問をされていた。
「まぁ、色々とあったので・・・」
「あぁ、あれだろ、失恋だろ?」
「え、知ってるんですか!?」
「お前、ブログに書いてたんだって?」
「あぁ、あれで・・・」
「直接告白したのか?」
「えぇ、まぁ。フラれましたが・・・」
「たった一回だろ?何でそんなに落ち込むんだよ」
「・・・・・・」
「これから長い人生でさ、失敗だって多くある。オレもかかあと会うまでは失恋は何回もあったよ。これからチャンスは何回もある。今回一回でセンチメンタルになってちゃあ、どうしようもなくなるぞ?」
「そう・・・ですね」
そこからも、色々と話を聞いた。
それらすべてが、私の考えを改めさせるものだった。
私の目の前が、明るくなった。
涙は出なかったが、感傷に浸っていた。
しばらくしてからのことだった。
「しゅーへー君、ご両親が見えたよ」
ついに、武蔵野まで親が来た。
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何だが午前の記事はマイナーな感じなのですが・・・。
どのくらいの需要があるかが心配です。
文の量も少ないし。
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