屈辱

あんな屈辱は初めてだ！
許さない！絶対に許さんぞ！！
これだけワシを怒らせるとは！！！

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それは突然起こった・・・。

その夜、ワシはパソコンでとある原稿を書いていた。
夢中になり、時刻は日付が変わる頃になっていた。
部屋にはカタカタというタイピングの音しか響いていなかった。

そして、奴は現れた。

ワシの足下を音もなく這いずり回っていた！！
そいつは一瞬ムカデかゲジゲジかと思ったのよ！

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」

悲鳴が響く。

そして次の瞬間！！

「あ痛ェ！！！」

ワシはパソコンラックの角

に膝をぶつけ、

膝を負傷した。


一瞬の出来事だった。
しかし、そのときからワシは恐怖のどん底に落とされた。

奴の居場所も正体も分からない。
とにかくすばしっこいということしか分からない。
怒りと恐怖が湧いてくる。

しかし、女神が舞い降りた。

「なにやってるの？」
「お母さん！！」

母は無視は大丈夫だ！
これでワシは助かった・・・。
と、思っていた。

そのとき、足下を見たら！！

「いやああああああああああああ！！！！！！」


「何騒いでるのよ」

怖い！あれはどんな生物だ！？
蜘蛛か？ムカデか？ゲジゲジか？

しかし、数分後、あっけなく母がつぶす。
原型も分からなくなるほどに。

「あー、これ蜘蛛かもねぇ」
と、のんきに母は言った。

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奴の正体は未だに分からない！
だが、ワシを負傷させるとは、腹が立つ！！！
ワシは虫が大嫌いなのだ！！

公言しても、恥ずかしくなんてない！！

男が虫嫌いで何が悪い！！！



あー、やだやだ。
進入経路を見つけ出すまでは。夜も眠れなさそうです。